医師の不足と過剰: 医療格差を医師の数から考える

近年医学部の人気が高い状況にあるようだが、将来に渡って今後も安定した職種であるかどうかは見通せないということがわかる。

どの職種にも言えるが、何故医師になりたいのかを明確にしておかないと、ただ食いっぱぐれないだろうぐらいの気持ちではこの先は安泰ではなさそうと感じさせる。

歯科医はすでに年収200万以下の人もいるらしい。これまでの医師数コントロールの歴史や過疎地など含めた遍在の問題など、過剰か不足かを論じるには様々な視点で見極める必要がある。ということがよく理解できた。

医師の不足と過剰: 医療格差を医師の数から考える

医師の不足と過剰: 医療格差を医師の数から考える

 

 

 

 

 

世界の一流企業は「ゲーム理論」で決めている

 囚人のジレンマの事例がたくさんでてくる。囚人のジレンマを理解していれば、それがゲーム理論ということなのだろうか。半年ぐらい前に読んだのだけど、あまり何が言いたいことだったのか印象に残っていない。。。

抗菌性石鹸の話は記憶に残った。みんなが抗菌していると菌は強くなると。

 

遅刻してくれてありがとう

高給で中スキルの仕事はなくなった。 高給で高スキルの仕事はまだある。中程度の賃金で中スキルの仕事もある。並という概念は終わりを告げた。

これからは、生涯学習を継続していかなければならない。大変な時代だ。

でも、読み物としてはおもしろい。IT系の人であれば、特に上巻は引き込まれる。知っているアメリカ発の企業がたくさんでてきて、事例としても面白い物ばかり。

それに比べると下巻は途中ちょっと飽きてしまった。

それにしても、フリードマンの本は分かりやすくて引き込まれる。

 

気候を人工的に操作する

宇宙に太陽光を遮る日傘とか普通に考えたら思いつかないような技術が真面目に検討されている。

このまま時が進むと地球温暖化は深刻な状況になることがわかっている中で、様々なアイデアから実現に向けた研究や取り組みがあることが見えてくる。

政治的な課題、やって失敗した時に元に戻せるのか(原状復帰性と呼ぶらしい)、技術だけではなく予算として実行可能なものなのか、様々な観点で検討が必要であることが語られている。

取り上げられた気候操作の方法の中には、将来、実現されるものもでてくるのであろうとも思う。まさに地球温暖化に挑んでいるエンジニアリング。ジオエンジニアリングというらしい。

気候を人工的に操作する: 地球温暖化に挑むジオエンジニアリング (DOJIN選書)

気候を人工的に操作する: 地球温暖化に挑むジオエンジニアリング (DOJIN選書)